2007.01.05(Fri)
気をつけよう
インド投信。もうピーク間違いない??
2006年のプライベートエクイティーによる
インド企業への出資が3倍以上に増えた。ファンド業界大手のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)[KKR.UL]や英国に拠点を置く3i
が成長企業を買収した。
調査会社ベンチャー・インテリジェンスによると、2006年のプライベートエクイティーファンドのインドへの投資は74億6000万ドルで、前年(22億6000万ドル)の3倍以上となった。
特に目立った大型案件は、KKRによるフレクストロニクス・インターナショナルのインドのソフトウエア事業買収(約9億ドル)と、プロビデンス・エクイティー・パートナーズによる通信会社イデア・セルラー買収の2件。
カーライル[CYL.UL]やブラックストーン・グループ[BG.UL]といった有力ファンドが投資機会を狙っているうえ、携帯電話会社のハチソン・エッサーもプライベートエクイティーの手に渡る可能性が出てきており、ファンドのインド投資の勢いは今後も続きそうだという。
しかし、専門家からは、投資リターンへの過度な期待は控えるべきとの声が出ている。
UTIベンチャー・ファンズのラジャ・クマール最高経営責任者(CEO)は、2007年は投資額が100億ドルに達してもおかしくないとしながらも、「このモメンタムが非現実的な期待によって阻害されないよう注意する必要がある」と話している。
ベンチャー・インテリジェンスによると、2006年の投資案件増加をけん引したのはハイテク・セクターで、2005年の46件(4億3400万ドル)から87件(14億7000万ドル)に増えた。
ただ、インド株式市場が47%も上昇したこともあり、上場企業への投資が占める割合は34%から22%に低下した。
ベンチャー・インテリジェンスのアルン・ナタラジャンCEOは「バリュエーションが大幅に上昇する局面で、プライベートエクイティー会社が上場企業に投資するのは合理的とは言えない」としている。
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